鏡を見ると自分の髪の毛がほとんど残っていない。という夢をよく見た。
薄毛に悩んでいた20代の頃である。ショックで目が覚めて、心臓がばくばくと脈打っていたのを覚えている。
当時の私は不眠症にまではならなかったが、この悪夢には手を焼いた。
薄毛に悩めば悩むほど、その恐怖は夢にも投影される。睡眠のリズムが崩れてしまうこともあるだろう。
これは不眠症の原因としては、心理学的原因や精神医学的原因に分類される。
そして不眠症、睡眠不足は、やはり髪の毛にも悪影響を及ぼす可能性がある。不安や睡眠不足のストレスにより自律神経のバランスが崩れると、血管の収縮がうまくいかず、髪の毛の養分である血液や酸素の供給が減るからだ。
薄毛対策としての不眠症の克服法
不眠症の対策としては、睡眠薬や睡眠導入剤などの利用がすくに思いつく。だが、すでに薄毛対策や育毛のために、いくつか薬を飲んでいるのであれば、飲み合わせのこともあり、これ以上あまり常用薬を増やしたくはないだろう。体への負担も懸念される。
そこで、不眠症対策の一つのアプローチとして「光」の利用を提案したい。
私は仕事のストレスで昨年から不眠症になっていた。クリニックを受診していないので「不眠症だったと思われる」ということであるが、これを自力で克服した。その方法を紹介する。
※私がすでに薄毛を克服したことは別の記事に詳しく書いたとおりだが、薄毛に悩んで不眠症になる場合もあると思い立ち、参考になればとこの記事を書いた。不眠症の解消より、直接的な薄毛対策が知りたい場合はこちらの記事に。
薄毛対策に効果があった内服薬はフィナステリド
ミノキシジルは髪の生え際に効果があった
不眠症の仕組み
厚生労働省によると、不眠症には4つのタイプがある。
1.入眠障害・・・布団に入っても寝つきが悪い。30分〜1時間以上。
2.中途覚醒・・・眠っても浅い眠りで、夜中に何度も目が覚める。
3.早朝覚醒・・・早朝に目が覚めてしまう。二度寝ができない。
4.熟眠障害・・・眠っても眠っても疲れがとれない。熟睡感がない。
このうち私が悩んでいたのは、入眠障害と早朝覚醒だ。もしかしたら他のもあったのかもしれないが、自覚できていなかった。
毎朝7時が起床にベストな時間なのだが、5時頃には目が覚めていた。そのせいで昼間の仕事中は眠く、頭が働かない。そして0時〜1時頃になっても寝付けない。仕事は役員という立場にあるので、ある程度の融通はきくが、パフォーマンスが下がっているのが問題だった。
そこで不眠症を解消すべく、調べてたどり着いたのが「光目覚まし」だった。
光目覚ましとはどのようなものか
私が選んだのは「intiSQUARE」という光目覚ましだ。インティスクエアは、明るいと言われるオフィスやコンビニ照明、その2倍〜3倍の強い光を照射する。これを毎朝タイマーセットして浴びることで、ズレた体内時計をリセットする。
ごく自然に目が覚めて、そのまま動き出すのが苦痛でない日を経験したことがあるかと思う。使い始めて実感したが、その感覚の日が多くなったという印象だ。
intiスクエアの公式サイトでは「光だけで起きることができる」「気持ちの良い目覚め」を売りにしているが、これは個人差があるだろう。音でなければ絶対に目が覚めない人もいる。私は今でも普通のアラーム式目覚ましと併用している。
だが、一番の売りにしているこの部分は、私はどちらでもいいのではないかと考えている。
目が覚めるのなら、音であろうが光であろうがかまわない。それより重要なのは、後述する習慣化である。
intiSQUAREには返金保証がある
公式サイトを見ればわかるが、intiスクエアには3ヶ月間の全額返金制度がある。商品に対する自信とも言えるが、私が思うに返金保証には三つの意味がある。
一つはもちろん、購入のハードルを下げて、より多くの人に買ってもらうことだ。これはわかりやすいだろう。実際には返品する人はそれほど多くないことは、テレビ通販などでは有名な話だ。
二つ目の理由は、返金保証につけている条件にある。毎日「睡眠日誌」として、記録をつけないといけない。これはかなり面倒だ。こんな複雑な手順を踏ませるのは、まずは返金対象者を減らすという狙いがあるのだと考えられる。
しかし、一番重要なのは三つ目の理由だ。それは利用者に良質な睡眠の「習慣」を身につけさせることである。
不眠症とは習慣である
人間は睡眠を取らなければ生きられないように出来ている。にもかかわらず、不眠症・睡眠障害になるのは、さまざまな要因で心身のバランスが崩れているからだ。その「ズレ」が習慣化してしまっているため、夜に眠れず昼間にぼんやりとしてしまう。これを矯正するには、正しい習慣に戻してやらなければならない。
下記は松井秀喜選手の座右の銘として有名で、見たことがあるかもしれない。
心が変われば 態度が変わる
態度が変われば 習慣が変わる
習慣が変われば 人格が変わる
人格が変われば 人生が変わる
「態度」は「行動」と言い換えることもできる。元々は哲学者のウィリアム・ジェイムズと言われているが、この通りの文は彼の著作にはないという話もある。どこかでアレンジされたものなのだろう。しかし、私はこれは真理であると思う。小さな変容の積み重ねが人生を変えていく。
話を戻す。
薄毛を治したい。そのために障害になっているかもしれない不眠症をなんとかしたいとの意思を持って、毎日intiスクエアの使用記録をとり、睡眠日誌をつける。これは「心」と「行動」を変えたことを意味する。そして1ヶ月もやり続けていれば、それは習慣化しているだろう。
この時点で効果があったのならば、そのまま使い続ければいい。効果がなければ、返金申請すればいい。それでも毎日起きて記録をつけるという習慣は残る。
この習慣はあなたにとって悪いものだろうか?これ自体が不眠症対策になっているとは思わないだろうか。
intiSQUAREへの投資は理にかなっている
私は、この「睡眠日誌」習慣をきっかけに、きちんとした生活のリズムが出来た。
最初の動機は「光目覚ましの効果がなかった場合に返金申請してやろう」というものでもかまわない。結果として良習慣が身につき、不眠が解消できるとしたら、安い投資だ。正しい習慣は、薄毛やハゲだけでなく、人生全体に良い影響をもたらす。
いくら機能的に優れていても、2万5千円の目覚ましは高価であることは間違いない。だが、あなたが欲しいのは「光目覚まし」だろうか。解消したい問題は「家に光目覚ましがないこと」ではないはずだ。焦点をあてるべきは「結果」だ。目的は不眠症を克服し、正しい生活リズムを取り戻すことだ。そのための投資としてなら、決して高くはない。
光目覚ましが効くか効かないかは個人差があるだろうが、朝に大量の光を浴びることの効用は厚生労働省も認めている。不眠症 e-ヘルスネット
起きた瞬間にカーテンを開け、太陽の光を浴びることができれば一番いいが、そもそもカーテンを開けられるのであれば、きちんと起きられたということである。
それにカーテンを開けっ放しで寝ていては、夏はかなり早い時間から日が当たるし、冬は遅くなってしまう。季節によって不規則になり、結果として睡眠の質は悪くなる。
だから光目覚ましなのだ。
intiSQUARE
公式サイトを見ればわかるが、類似品はあれど3500ルクスという光をこのコンパクトさで出す製品は他にないだろう。
朝に大量の光を浴びることで起こる、セロトニンやメラトニンの活性化効果については、intiスクエア公式サイトが詳しいので、参照されたい。
ちなみに不眠症対策だけでなく、仕事や勉強中の集中力アップにも使える。午後など、眠気で集中力が途切れたときに、休憩がてら浴びてみるといい。こちらは私もすっきりが実感できた。
薄毛対策も不眠対策も、手は早いうちに打った方がいい。返金保証もあるので、迷っているよりさっさと手に入れてしまおう。そして、効かなかった場合に備えて、返金保証条件である「毎朝起きて記録をつける」行動をしてみよう。それは習慣となり、習慣が人生を変えていくだろう。