【薄毛対策の費用】私がサプリや育毛の薬にかけている月々のコスト

薄毛対策にはある程度のお金がかかる。特に男性型脱毛症(AGA)は、男性ホルモンの働きが主な原因なので、生活の改善やスカルプシャンプーだけでは治らない。本来は治療が必要なものだ。

薄毛はAGA専門の病院で治療するのが一番だが、やはり高額になる。病院に行くことに抵抗がある場合も多いだろう。そこで、自分自身で薬やサプリメントを選び、薄毛対策をすることになる。

だが、安心してほしい。AGA専門病院でもセルフでの薄毛対策でも、やることは同じだ。フィナステリドとミノキシジルで、抜け毛を止めて発毛を促す。基本的にはこれだけだ。

シャンプーやサプリメントなど、その他の薄毛対策は、フィナステリドとミノキシジルが働きやすくなるよう、体の調子を整えるためのものである。それ自体に発毛、育毛効果はない。

では、これらの薄毛対策にかかる費用はいくらほどであろうか。私が月々にかけているコストを紹介しよう。

薄毛対策にかける費用

私が育毛に使っている薬、サプリメント、シャンプーなどは次のものである。

製品名 金額 1日分
フィナロイド 100錠 2874円 29円
フォリックス 60ml 4940円 82円
L-リジンプラス 750錠 4360円 6円
コズグロシャンプー 1000ml 3340円 10円

薄毛対策に使う費用は1日合計127円、1ヶ月当たり約3810円だ。実際はまとめ買いや摂取量の調整(後述する)をするので、1ヶ月あたり3500円くらいまで下がる。

[プロペシアジェネリック]フィナロイド(FinaLloyd)1mg
フォリックスFR15ローション[ミノキシジル15%]
(バイタルミー)Lリジンプラス[オリンピアンラボ社製]
コズグロ・スパ ミネラルシャンプー

 

私は生え際と頭頂部の両方が薄くなるタイプで、薄毛対策を始めたのはもう20年ほど前になる。フィナステリドとミノキシジルによるセルフ治療を中心に行い、サプリメントとシャンプーを使って補うというスタイルだ。

当時は今よりも情報が少なく、効果のある対策を必死になって調べ尽くした。藁にもすがる思いだったので、逆に現在ほどの情報量だったら、騙されていたかもしれない(今は売り込みのノイズが多すぎる)。

3年弱ほどかかったが、自身がたどり着いたやり方ですでに薄毛は克服。40代になった今も、周りの同世代より髪のボリューム、ツヤともに維持できている。さらに年々若く見られることが多くなってきた。これは周囲が老けてきたためかもしれないが。

コストはかかるが、現在も薄毛対策は習慣として続けている。抜け毛、薄毛に悩まされるあの感覚は二度と味わいたくないので、これからも続けていくつもりだ。

私が使っている育毛薬やサプリメントについて

AGA治療に必要な薬やサプリメントは以下のとおりである。

  • メインの薬。薬として必要なものは、フィナステリドとミノキシジル
  • 補助のサプリ。サプリメントとして必要なものは、亜鉛とリジン
  • シャンプー。余計な成分がなく、汚れをしっかり落とすもの。

以上が、薄毛対策の基本でありすべてだ。これ以外は必要ない。

あとは生活習慣として、タバコは吸わない(酒は飲む)、睡眠をしっかり取る、なるべく油ものは控えるといったありきたりのことをやってきたくらいだ。

私が使っているのと同じ製品を試すなら、「フィナロイド」「フォリックス」「バイタルミーL-リジンプラス」はオオサカ堂にある。

[プロペシアジェネリック]フィナロイド(FinaLloyd)1mg
フォリックスFR15ローション[ミノキシジル15%]
(バイタルミー)Lリジンプラス[オリンピアンラボ社製]

シャンプーは育毛用のスカルプシャンプーは必要ない。すぐに洗い流すものに効果があるとは思えない。コストが上がるだけだ。むしろ余計な成分を入れないでほしい。

コズグロシャンプーは、Amazonか楽天で買える。汚れを落とすことだけに集中している、徹底した無添加シャンプーだ。1000mlが一番コスパが良いが、詰め替え用なのでシャンプーボトルは別途必要になる。百均でいいと思うが。

【Amazon】コズグロ・スパ ミネラルシャンプー
【楽天】コズグロ・スパ ミネラルシャンプー

次項からは、上記の製品を選んだ理由について説明する。

【フィナステリド】フィナロイドを選んだ理由

飲み薬のフィナステリドについてだが、薄毛が深刻だった20代のころに使っていたのはフィナロイドではなくフィンカー(Fincar)5mgだった。

フィンカーがダメだったということはない。私にはきちんと効いた。コストは今でもフィンカーが一番安いと思う。

ただ、錠剤をピルカッターで4分割して使うタイプなので、とにかく手間なのだ。小さな錠剤を何百錠も分割していく作業は、ただひたすらに苦痛で、それだけ苦労しても月あたりのコストは300円ほどしか変わらない。

それなら、素直に1日1錠飲めばいいものを選ぶ。その条件に合うフィナステリド製剤のなかで、手軽で一番安いのがフィナロイドなのだ。

奥方がいてこれから子どもをつくろうと考えているのであれば、自分で分割して飲むタイプのフィナステリドは絶対にやめておくべきだ。胎児への影響が懸念されている。錠剤を割らなければ問題はない。詳しくは別記事に書いた。
フィナステリドとミノキシジルの副作用に注意すべきか

フィナステリド製剤で一番有名なのはプロペシア(アメリカ版)1mgだが、先発薬なので高価だ。私はプロペシアは飲んだことがなく、現在もジェネリック品のフィナロイドを飲み続けている。

毛髪は維持できているので、安いからといって効かないということはない。個人差があるのは前提としても、もしフィナロイドが効かないなら、他のフィナステリド製品も効かないだろう。

[プロペシアジェネリック]フィナロイド(FinaLloyd)1mg

【ミノキシジル】フォリックスを選んだ理由

頭に塗るミノキシジル製剤は、以前はフォリックスではなくロゲイン(Rogaine)5%を使っていた。ロゲインは20代当時の私にとって本当に救世主だったが、主要成分が同じでより優れた商品「フォリックス」が出たため変更したのだ。

フォリックス(FR15)はミノキシジルが15%と、リアップやロゲインの3倍も入っているため、見かけの金額よりも安い。私は用法どおりの分量ではなく、半分以下にして使っている。具体的には1回5プッシュ(スプレータイプ)とされているのを、2〜3プッシュで使っている。今のところ問題はない。

一つ誤解してほしくないのは、私はファッションのようにコロコロと薬を替えていったのではないということだ。先に紹介したフィナロイドと合わせ、主要成分は一貫して、フィナステリドとミノキシジルを使っている。

現在AGA治療に用いられ、効果があると認められているものは、フィナステリドとミノキシジルだけである。これ以外のものは「ランキング1位」「売上No.1」などの文言があっても騙されてはいけない。

特に頭皮に塗るタイプの育毛剤は、よくわからない成分を変なグラフやイラストでそれらしく紹介しているものが多い。

だが、頭に塗布する薬で有意に発毛効果があるとはっきりわかっているのは、ミノキシジルだけだ。日本皮膚学会(JDA)では、AGA治療におけるミノキシジルの推奨度は最高のAランクとなっており、エビデンスがしっかりと示されている。

どれほど魅力的な言葉で育毛を語られても、成分に「ミノキシジル」が入っていなければ、それは検討から外していいと私は考えている。

フォリックスなどのミノキシジル製品は生え際に効果があると言われているが、私は生え際と頭頂部にも塗り、どちらも効果が出た。フィナステリドと併用しているので、ミノキシジルだけの成果ではないかもしれないが、実感としては生え際だけというわけではなさそうだ。

フォリックスFR15ローション[ミノキシジル15%]

【亜鉛・リジン】L-リジンプラスを選んだ理由

薄毛対策において、サプリメントで補うべき成分は亜鉛とリジンである。

亜鉛は髪の毛の主要タンパク質「ケラチン」の生成に関わる。リジンは必須アミノ酸で、ミノキシジルとフィナステリドが効きやすくなるよう、補助するミネラルだ。

亜鉛については、ネイチャーメイドやDHCなど、各社から様々な製品が出ているので、好きなものを選んでもかまわない。だが、バイタルミーのL-リジンプラスは、亜鉛とリジンが一度に摂取できて便利なのだ。1種類で済むならその方がよい。

また、亜鉛サプリは飲み過ぎに気をつけなければならない。リジンはアミノ酸なので、摂取しすぎてもそれほど問題はないが、亜鉛の過剰摂取は問題なのだ。

厚生労働省によると亜鉛の1日摂取量は8mg〜45mgである。通常は1日10mg程度の摂取で十分だ。市販のサプリメントはこれ以上の含有量のものが多く、中には50mgという上限を超えた亜鉛サプリもある。

亜鉛を過剰に摂取すると、他のミネラル(鉄や銅)の吸収をさまたげ、頭痛やめまい、嘔吐を引き起こし、ひどい場合には腎臓障害の副作用にもつながる。

バイタルミーのL-リジンプラス(L-LysinePlus)は、亜鉛8mgなので適正である。食べ物からも摂取することを考えるとこの数値がベストだろう。亜鉛は牡蠣、牛肉、レバー、チーズなどに多く含まれている。参考に、牡蠣1個で亜鉛2.6mgほどだ。

リジンの1日必要摂取量は体重65kgの男性で1950mgだ。L-リジンプラスには1600mg含まれているので、適正である。

また「リジンプラス」の亜鉛とリジンの量については、6錠あたりの数字である。なので、亜鉛が豊富に含まれている食品、たとえば牡蠣を食べた日はサプリの量を半分にするなど、調整がきくのが嬉しいところだ。

(バイタルミー)Lリジンプラス[オリンピアンラボ社製]

【シャンプー】コズグロスパミネラルシャンプーを選んだ理由

シャンプーに関して、絶対に忘れてはならない大事な原則は1つだけ。

「シャンプーに育毛効果はない」これだけである。

シャンプーは頭皮に直接かけて使うため、どうしても育毛や発毛をイメージしてしまうが、よく考えなおしてほしい。シャンプーはすぐに洗い流すのだ。頭皮には残らない。

シャンプーの役割は、汚れや脂を落として、毛髪がすくすくと育つ下地を整えることだ。それ以上のものを求めてはいけない。逆に、余計な成分が多いと頭皮や髪に悪影響がある。

私は徹底的に無添加にこだわっているコズグロスパミネラルシャンプーを使い続けている。Amazonや楽天でいつでも買えるし、それほど高価ではないのでおすすめだ。

【Amazon】コズグロ・スパ ミネラルシャンプー
【楽天】コズグロ・スパ ミネラルシャンプー

薄毛対策サプリと薬を購入しているショップ

私はこれら、フィナロイド、フォリックス、L-リジンプラスをオオサカ堂で購入している。

海外では様々な薄毛対策薬が販売され、消費者が選択できるようになっているが、日本では長らくプロペシアとリアップのみである。市場を独占しているがゆえに、この2種はいずれも成分のわりに価格が高い。

だから個人輸入で購入する。とはいえ個人輸入代行業者があるので、普通にネットショップで買うのとかわらない。

海外薬の安全性に疑問を持たれる向きもあるとは思うが、海外で販売されている薬は、当然その国で安全性を確認して認可を受けている。

日本はこの薬の認可がかなり遅い。これは安全の確保のためでもあるので、一概に批判はできないが、育毛関係については絞りすぎだと個人的には思う。

多少の価格差なら、普通に日本で買うのだが、決して無視できない価格差なのだ。

例として、ミノキシジル製剤のリアップとフォリックスの比較をするとこうなる。

製品名  成分量 容量  料金
リアップ×5プラス 5% 60ml 約7500円
フォリックスFR15 15% 60ml 約5000円

リアップ価格はフォリックスの1.5倍である。さらにミノキシジル含有量は三分の一しかないので、実質4.5倍の価格差ということになる。これでは海外品を探そうという気になるのも当然である。

オオサカ堂で買う理由

私は、育毛対策の薬を長らくオオサカ堂で買っているが、今まで詐欺や偽薬などのトラブルになったことはない。一度間違った商品を発注したときも、翌日にキャンセルメールを送ったら、即座にクレジットカードの取り消しをしてくれた。

大手モールでも、翌月いったん引き落としてから返金、などの対応を行うショップもあるので、オオサカ堂は信用できると思う。

なお、発送は香港からなので4〜5日程度の時間がかかる。必要なら早めに発注しよう。

薄毛対策にはお金がかかる。だが、コストは月に3500円ほどと、一度飲み会を我慢すればいい程度の金額だし、何もしなければずっと悩んだままだ。

かつて私もそうだったが、悩みを抱えたまま過ごす時間はとにかく苦痛で、お金には換えられない価値の喪失である。まずできることをやってみよう。

[プロペシアジェネリック]フィナロイド(FinaLloyd)1mg
フォリックスFR15ローション[ミノキシジル15%]
(バイタルミー)Lリジンプラス[オリンピアンラボ社製]
【Amazon】コズグロ・スパ ミネラルシャンプー
【楽天】コズグロ・スパ ミネラルシャンプー